こんにちは。
昭島名倉堂接骨院の鈴木です。
今回は脚の打撲の施術例を紹介したいと思います。
転んでしまったり、強くぶつけてしまうと写真の様に内出血斑(あざ)ができてしまいます。
腫れも強く、見るからに痛々しいですね。
受傷4日後の患部の状態になります。
内出血斑の色は少し薄くなっていますが範囲が脚の下の方まで広がっています。
重力の影響で内出血斑が下に移動したと考えます。
まだ、腫れは強く膝蓋骨(膝のお皿)の形がわからないくらいです。
歩く時に痛い、運動会に出たいということだったので、このような固定具(プライトンシリンダー)を作成し上から包帯で固定、圧迫を行いました。
痛みが落ち着くまで安静固定、電気療法、手技療法を行います。
その後、歩く時の痛みは無くなり運動会にも出られたそうです。
25日後の患部の状態です。
膝の内出血斑が消えて綺麗になっています。腫れも引いて、左右比べても違いがわからない位になりました。
ですが、膝の怪我した部分を触ると何やら硬い物を触れました。
本人は
触っても感じない
強く触ると痛みがある
と言います。
何が起きているのかエコーで観察してみます。
こちらがエコー画像になります。
上の白い山なりの線は皮膚のラインです。すぐ下に黒く抜けて低エコー像の部分があります。
患者さんの訴える症状とエコー画像から皮下血腫と予想されます。
皮下血腫は内出血のひどい打撲後に多くあります。
コンタクトスポーツ選手や格闘技選手などによくみられます。
血腫を放置すると…
感覚異常や痛みを引き起こします。
内出血斑(あざ)が消え、痛みがなくなったら治ったと思うかもしれませんが、当院はこの皮下血腫を無くすところまで含めて施術の終わりと考えています。
打撲をしたけれど、皮膚の感覚がおかしい、痛みが取れないといった症状でお悩みの方は是非、ご相談ください。
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